説明も長くてしんどいかもだけど
なんだかんだであと少し。
がんば……

それでは早速、
今回説明してくれる
メガミの方をお呼びしますっ!

はじめまして。あたしはトコヨ。
芸術と永遠を体現するメガミよ。


決闘は正直、本分じゃないけど、
まあ、しょーがないわ。
手伝ってあげる。

このあたしが手伝うんだから、
ゆくゆくは楽しませなさいよ?


で、ホノカが生徒役で、
ウツロが助手……、
でよかったかしら?

はい! おっけーです!



そ。
じゃあやるわね。
今回は基本動作について。

前回までで説明されたと思うけど
プレイヤーは
カードを使って行動するわ。

でも、いつでも都合の良い
カードがあるとは限らない。


例えば「潜り」みたいな
移動をするカードが
手札にあるとは限らないわね。

そうなると決闘において
前に進むことも、後ろに引くことも
できやしないわ。
まともな戦いにならないわね。
控えめに言ってクソゲーですね!



ホノカ……、
そこでユリナの真似しちゃ、だめ。


……、まーいーわ。
そんなわけで桜花決闘では
基本動作と言う行動ができるの。

前に歩くとか、そういう普通のことは
いつでもできるってわけ。


ええっと、基本動作をすると
前に進めるんですか?


あーっとね。基本動作にも色々あるのよ。
「前進」「後退」「纏い」「宿し」
とりあえず4種類説明するわね。

多いかもしれないけど、
そんなに難しくはないわ。
ボードに描かれた矢印に沿って
桜花結晶を1つ動かすだけよ。
ひとつずつ紹介するわね。



「前進」
間合から自分のオーラへ。


間合が1小さくなりました!
この基本動作が
前に歩くってことですね!

大事な補足……。
オーラの最大値は、5


だからオーラが5だと
一手で前進できなくなる。
覚えておくといいかも……。

2つ目、「後退」
自分のオーラから間合へ


さっきの「前進」の逆ですね。
今度は間合が1大きくなったから
後ろに下がったんですね。

あと、自分のオーラも減る。
だから相手の攻撃を
ガードしにくくなる。
気を付けて……。
3つ目、「纏い」
ダストから自分のオーラへ。


間合を動かさず、
自分のガードを固められる。


4つ目、「宿し」
自分のオーラから自分のフレアへ。


必殺技ゲージを溜める。
使いたい切札がある時に
使うといいかも。

これでひとまず4種類は終わり。
ただ、ちょっと特殊な
5種類目があるのよね。

疲れたかもしれないけど、
もうちょっと付き合いなさい。
達人の間合と「離脱」を
説明するわ。
たつじんのまあい、ですか?



そ。
桜花決闘で戦う二人。
例えばあたしとあんたは、
達人なのよ。
それゆえに、相手を寄せ付けないような
威圧感や圧力、
そういった場を持っているわ。

ま、難しいことは抜きにして、
基本的には「2」って覚えておきなさい。
現在の間合が2以下だと、
お互いの圧力で近づけなくなるの。
具体的には、
基本動作の「前進」ができなくなるわ。


じゃあ、間合が1や0には
絶対にならないってことですか?


そんなことはないわ。
それこそ、「潜り」とか使えばいいのよ。


達人の間合の影響はそれだけじゃないわ。
さらに、互いの圧力は
互いを引き離すようにも働くのよ。

現在の間合が2以下だと、
基本動作「離脱」ができるようになるわ。


「前進」と入れ替わりで出てくるから、
『現在の間合が2以下ならば、
「前進」が「離脱」に変化する』
って覚えた方がいいかもね。
で、その「離脱」は
ダストから間合への移動よ。


つまり、自分の守りを減らさずに
間合を離せるんですね。


そういうこと。
覚えておけばいいことがあるから、
ちゃんと覚えておきなさい。

最後にこの基本動作だけど
ただで行うなんてことは
もちろん問屋が許さないわ。

じゃん。
集中力カード。


これをくるくる回して
集中力という値を管理する。


集中力を1支払えば、
基本動作を1回行えるわ。


自分のターン開始で
1ずつ溜まって


見ての通り、
2までしか溜まらないわ。


だから、
2の時は使わないと損ね。


それと、集中力だけじゃ
足りないって場合は
手札を支払うこともできるわ。

その場合は手札を伏せ札にするのよ。



伏せ札というのは、
裏向きに捨てるということ。
相手に対して正体を隠せる。

桜花決闘で山札は7枚しかない。
相手に分からないカード、
秘密を残すのは
なにげに、だいじ。
あと、山札と混ざらないように、
横向きに捨てる。


最後にまとめるわ。



前回の「カードの使用」と
今回の「基本動作」


自分のターンには
この2つを好きな回数
好きな順番で行えるの。

この2つを繰り返して
決闘を進めていく、
そう考えて差支えないわ。

今回はこんなところね。
これで決闘に最低限必要な
ことは大体やったんじゃない?

ん……。
次回は決闘の準備をして、
その次でいよいよ、決闘する。

ま、あたしの出番はここまでね。



あたしの戦い方は少し難しいから、
「はじまりの決闘」を終えてすぐに
宿すなら覚悟しときなさい。

少なくとも、こういう「決闘」に
慣れてた方がいいかもしれないわね。


あたしが得意なのは、
相手の攻撃に割り込んで、
その技を美しく捌く対応カード。

そして相手のガードを無視して
直接ダメージを打ち込む攻撃よ。


蝶のように舞い、蜂のように刺す。
あんたが美しい戦いをしたいなら、
あたしを宿しなさい。

一応、期待して待ってるわね。



トコヨさん、ありがとうございましたっ!