前回から引き続き、ユリナです。
よろしくお願いしますね!


今回はわたしたちが戦う舞台――、
ボードの見方を説明します。


ここは掛け合いの方がやりやすいと
昔に教わりました。


ホノカちゃんは生徒役を
ウツロちゃんは助手役を
お願いできますか?

はいっ! おまかせあれ!



ん……。
まかせて。


では早速、これがボードです。



ここにたくさんのトークンが
置かれることで
決闘の状態が表されます。

はいっ!
トークンってどんなものが
あるんですか?

なんと、1種類しかないんです。
桜花結晶といいます。


数は全部で36個。
ここから増えないし、
減らない……。

でも、1種類しかないんですよね?



それなのに、
どうして戦いの状態が
表せるんですか?

ふふふ、それはですね。
どこに何個の桜花結晶が
置かれているかが
大事なのです!
なるほどっ!
ボードにもいろんな場所が
ありますね。

はい。
それをひとつずつ
説明していきますね。

まずは一番わかりやすくて、
とっても大事な「ライフ」です。


最初は10あって、
相手のライフを0にすれば
勝利できます。

逆に、
自分のライフが0になると
負け……。気を付けて。

次は戦いの要、
「間合」ですよ!


これは決闘で
一番大事と言っても
いいかもしれません……。

「間合」。
つまり自分と相手の間の距離が、
どれだけか、と言うこと。

自分と相手の距離……。



自分と相手以外は、いないんですか?



そうです。
いないんです!


桜花決闘では何々を召喚する
みたいなことはありません。
完全に一対一なんです。

だからこそ間合は完全に
自分と相手の間の距離を表すんです。


ここに置かれた
桜花結晶の数が
そのまま距離になります。

この図なら、
彼我の距離は7。
間合は0から10だから、
かなり離れてる方。
間合が合ってないと
攻撃はできません。
わたしの刀じゃ
届かないです。
短刀を投げれば届く。
ふふ……。


こんな感じで相手の間合で
戦っちゃうと勝ち辛いです。


上手く間合を取って、
自分の攻撃を当てましょう!


次は「オーラ」です。
ミコトは桜花結晶を体にまとって、
攻撃を防ぐことに使えます。

つまり、
攻撃されてもダメージを
受けずに済むんですか?

はい。
でもオーラで防いだら、
代わりにここにある桜花結晶は
捨てられちゃいます。
この辺り、詳しくは次回の
攻撃カードで説明する。


次は「フレア」です。
より体の奥に宿した桜花結晶で
切札を使うために使います。

切札は前回も少し出てきた
通常札とは違うカード。
簡単に言うと、必殺技。

切札には消費という値がある。



で、その値だけフレアから
桜花結晶を捨てないと
使えない、ということ。

最後は「ダスト」です。
桜花結晶を捨てる場所ですね。


あっ!
さっきから何回か
「捨てる」って言ってました!

オーラで攻撃を防いだり、
フレアから消費を支払ったり!


はい、そうなんです。
そういった時に使われた
桜花結晶はここに捨てられます。

ここにある桜花結晶は裏向き、
灰色の面で置かれます。


桜花結晶としての力を使い果たし、
塵になっているんです。


でも、ダストに捨てられたものも、
桜花結晶。


ここにあるから価値がある。
そんなことだって、ある。
ダストを軽く見ちゃ、だめ。

ところでこの「ダスト」と
「間合」ですけど……


この2つだけは
ひとつしかないんですね。


おおっ! そうなんですよ!
さすがはホノカちゃん!


えへへっ



「ライフ」「オーラ」「フレア」は
自分と相手のものが
それぞれ存在しますが、

「間合」と「ダスト」は
自分と相手で共有して使います。


これでボードにある
全部の場所を説明し終わりました。


ボードの説明はおしまいです。
そして、わたしがお手伝いするのも
ここまでですね。

もしあなたが
「はじまりの決闘」を終えたら
まずはわたしを宿してみてください。

「間合を合わせて攻撃する」
桜花決闘の基本を
いっぱい身に付けられますよ!

そしてもし、わたしの戦い方を
気に入ってくれたら……


そのときは一緒に
頂点を目指しましょうね!


ユリナさん、
ありがとうございましたっ!